【五線・加線】

五線 加線

簡単!音楽理論基礎知識シリーズ 第1回目は【五線】について

音の高さを表すのに必要不可欠な物、それは【五線】です。
五線とト音記号やヘ音記号等の音部記号を組み合わせて、ドレミ〜と読んでいます。
今日は、その五線の名称について学びましょう!

五線の名前

ただただ五本の線が並んでいるわけではなく、1本1本に名前がついています。
線・間の名前
線は、下から第1線・第2線・第3線・第4線・第5線と数えていきます。
そして、線と線の間は、、、
間という漢字は訓読みでは「あいだ」、音読みでは「かん」と読みますね!
なので、下から第1間(だい1かん)、第2間(だい2かん)、第3間(だい3かん)、第4間(だい4かん)、第5間(だい5かん)と数えます。

加線の名前

五本の線では足りなくなってしまった時、線を加えていき音を表していきます。
その加えられた線(加線)にも名前がついています。
加線

なんで?どうして?豆知識

なんで、五本なの??
そんな疑問を持ってくださった方も多いのではないでしょうか?
少しだけ説明をしていきましょう!
現在の五線譜が完成されたのは17世紀後半と言われています。
そこまで、それはもう紆余曲折を経て改良に改良を重ねてきました。
大昔は、楽譜などは存在しません。
伝承、いわゆる口伝えで伝わっていました。
少し時代は進み、初めて楽譜が作られた際は、文字と記号のみで作られていたそうです。
まだ楽譜というよりは文章という感じですね。

そこから音の高い低いを表すために1本の線から始まり最高15本の線まで増えていったそうです。
13世紀頃、皆んなで同じメロディーを歌う単旋律から、違う旋律が重なり合うポリフォニー音楽が生まれ、それでは5〜6本、グレゴリオ聖歌では4〜5本の楽譜などと、決まりがない状態で使われていました。
その後、以下の理由で四線や六線ではなくて、五線に落ち着いた様です。

・和音など縦に音符を記した時に、視覚的に分かりやすい!
・1オクターブの音全部(ド〜ドまで)が、五線の中に収まる!
・ト音記号やヘ音記号などの音部記号を使うことによって、幅広い音域を見やすく記譜できる!
・大譜表にすれば、人間の声域やピアノの音域が、無理なく収まる!

五線におけるルールはその後ほとんど変わる事なく、音楽における世界の共通言語として今ではジャンルを超えて幅広く用いられています。
五線を用いる、音部記号や音名など、一番音楽の土台となる部分をしばらく一緒に学んでいきましょう!

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